「日本書紀」にも「山背国俯見」と記されているように、
伏見は古くから人が住み発展してきた町です。
平安時代には貴族の別荘地として、
豊臣秀吉から徳川家康の時代には、
伏見城の下に多くの藩屋敷が置かれた城下町として、
その名を轟かせました。
昭和初期の一時期には「伏見市」として、
京都の中でも独自の存在感を発揮してきました。
歴史を
感じる。
「日本書紀」の太古から、太閤秀吉の栄華を経て、
現代に脈々と継がれる歴史の息吹がそこかしこに。
伏見稲荷大社 (自転車9分/現地より約2,540m)
全国30,000社超といわれる「お稲荷さん」の総本宮。五穀豊穣、商売繁昌の神として信仰を集めています。
参道に並ぶ朱塗りの千本鳥居(実際には約10,000基)は、参拝者から奉納されたものです。
[参照元:伏見稲荷大社公式HP https://inari.jp/]


伏見桃山城 (自転車7分/現地より約1,930m)
1592年、秀吉が隠居後の住まいとして伏見城(指月城)を築城。地震倒壊後は木幡山に再築し、政治・経済、そして桃山文化の中心地に。
焼失後も徳川家康によって再建され、初期徳川政権の拠点となった。現在は伏見桃山城模擬天守として残されています。
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旅籠 寺田屋(自転車9分/現地より約2,420m)
薩摩藩士の寺田屋騒動、坂本龍馬が逗留し、伏見奉行所の役人の襲撃を受けたことでも知られる、伏見の船宿。
現在は旅館と史跡博物館となっており、幕末の志士に思いを馳せることができる場所となっています。 -
竜馬通り商店街(自転車8分/現地より約2,250m)
石畳に京町家風やガス灯風街路灯などが整備され、京の風情溢れる商店街。近年は個性的な飲食店が続々とオープンし、観光客にも地域住民にも親しまれています。
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藤森神社(徒歩11分/現地より約810m)
勝運、馬の神様として知られ、年中行事として駈馬神事が約1200年前から執り行われている。
菖蒲の節句発祥の祭である藤森祭、6月の紫陽花苑公開にも多くの人が訪れます。[参照元:藤森神社公式HP http://www.fujinomorijinjya.or.jp/]
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明治天皇 伏見桃山陵(自転車9分/現地より約2,600m)
京都を愛してやまなかったといわれる明治天皇を祀る御陵。陵墓は旧伏見城本丸跡に位置する。
静粛で厳かな雰囲気が漂う敷地内や、墳丘の大階段は地域住民の散歩コースにもなっています。
潤いを
感じる。
かつて「伏水」とも称された街。桃山丘陵地帯をくぐり抜けた地下水が銘酒を生み、
酒を運ぶ水運にも恵まれました。水なくして伏見は語れない由縁です。
また桜の名所も多く、潤いに満ちた暮らしが可能です。
伏見十石舟 (自転車9分/現地より約2,480m)
江戸時代に酒や米、旅客を運んだ三十石舟を復元、酒蔵に柳が映える宇治川派流を走ります。
桜や紫陽花、紅葉など季節ごとに表情が変わるのも見どころです。


月桂冠 大倉記念館 (自転車8分/現地より約2,320m)
酒どころ伏見の中でも380年超の歴史を持つ月桂冠による企業博物館。
酒造りの歴史について学べるほか、試飲コーナーもあります。
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image photo 御香水(自転車6分/現地より約1,780m)
御香宮神社境内にある湧水。桃山丘陵地帯から流れる豊富な地下水を水源とする名水で、徳川御三家に産湯として使われたとの伝承も残っています。
[参照元:御香宮神社公式HP https://gokounomiya.kyoto.jp/]
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image photo 十八蔵のきき酒(自転車7分/現地より約2,060m)
横丁スタイルの複合店舗「伏水酒蔵小路」では、伏見の全18蔵の日本酒飲み比べが楽しめます。酒どころならではの特別なひとときを。
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醍醐寺(自転車19分/現地より約5,530m)
豊臣秀吉の「醍醐の花見」で名高い、真言宗醍醐派の総本山。
国宝三宝院唐門や五重塔と、桜の競演は見ものです。 -
東高瀬川・濠川堤の菜の花(自転車9分/現地より約2,540m)
春になると堤防沿いを黄色い菜の花が鮮やかに埋め尽くします。
木造の酒蔵と煉瓦造りの煙突を相まって、ここにしかない景色を楽しめます。